昭和大学病院での出産レポブログ〜よかった点イマイチな点口コミ 無痛分娩や費用〜

2023年2月に品川区旗の台にある昭和大学病院で出産しました!産院選びをする方に向けて、情報をまとめておこうと思います。参考になれば!

私の産院選びで譲れなかったポイント

  • 万全な医療を受けたいため、総合病院や大病院であること
    • 予想外にNICUに入る結果となったので、この選択は本当によかったです
  • 無痛分娩があること
    • 痛いの大嫌いなので
  • 自宅から通いやすいこと
    • ドアtoドア30分以内で検討。タクシー代が掛かるのが嫌だった(ケチ)

初産かつ不妊治療経験ということもあり、出産に心配しかなく、医療体制がしっかりしていることを一番に選びました。そこまで比較はせず昭和大学病院を選んだのですが、医療技術は高い、無痛分娩あり、通いやすい(私の場合)という点で個人的にはよかったです!

よかった点・メリット

無痛分娩ができ施術の質も高かった

途中で緊急帝王切開となったので分娩までは行ってないのですが、無痛分娩ができたのは最高体験でした!
昭和大学病院の場合、麻酔科医の予定調整の関係で無痛分娩には条件があります。

  • 基本は計画無痛分娩。検診時に子宮口を見て予定日を決める。
  • 陣痛・破水が急に来てしまった場合、分娩日が平日の日中であれば無痛分娩が可能な場合がある。(麻酔科医の都合がつけば可能)
  • よって100%無痛分娩ができるとは限らない

私の場合、急に陣痛が来てしまったのですが、来たのが火曜の深夜。水曜分娩となったのですが幸運なことに麻酔医の調整がつき無痛分娩のための麻酔ができました!

また、他の人のレポを見ていると「無痛なのに痛かった!」「無痛の麻酔が激痛だった!」という声があったのですが、全く痛くなかったです!私の体質もあるかもしれませんが。詳細はこちらのレポをご覧ください。

昭和大学病院での出産レポブログ 〜無痛分娩→緊急帝王切開レポ〜

無痛分娩の価格はプラス15万。日本で一番価値のある15万だと思いましたwこれだけで昭和大学病院を選んでよかったと思っています。

医療の技術・設備・判断が優れていて安心

私の場合、無痛分娩予定だったのですが子宮口が長い間開かず、緊急帝王切開の判断となりました。

この判断をする際、医師の方数名で話し合いをして決めていただきました。担当医が一人ではなく、4人ほどいる形です。最初は多いな!?と感じましたが、複数人の意見で決まったので安心感がありました。

帝王切開の判断以外も、複数人の医師で相談して分娩の計画を立ててくださりました。なので安心して任せることができました!

また私の場合、出産時赤ちゃんの一時的なストレスで肺に穴が空く「新生児気胸」でNICUに入ることになりました。NICUがない産院の場合、大病院へ緊急搬送となり時間がかかり少しリスクが上がります。びっくりでしたがこの点でもすぐ処置をすることができ大変安心でした。

ちなみに問題なく回復し母子同時退院ができました!

LDRでの分娩

LDRとは、陣痛室・分娩室・回復室が全部一緒になった個室のことです。写真は公式サイトから拝借。
LDRでの出産ですと分娩のときに部屋を移動しません。なので母体に優しいらしい。
私は結局帝王切開になったのでここで出産はしませんでしたが、陣痛で入院してから帝王切開になるまでの10時間ほど、このベッドの上にいました。横に専用のトイレもあります。部屋全体はとってもキレイで広い。

母子別室

これも決め手でした。産後ボロボロなので回復したいし夜寝たい。体調が悪い時、深夜のお世話をスキップすることもできました!これは本当にありがたかった。
産後の新生児室へのお世話は以下の流れです。

  1. 入院部屋と同じフロアに新生児室があり、そこに赤ちゃんがいる。
  2. 泣き出すとナースコールを通じて母の入院部屋に連絡が入る。
  3. 母は新生児室に行って、おむつ替えと授乳をする。
  4. 1日8回程度。体調が悪ければ相談して助産師にお世話をお願いもできる。(でも基本は自分でお世話)

退院したらちゃんとお世話頑張るから今は寝かせてくれ〜と思い、深夜は何度か休養させていただきました。昭和大学病院は全体的にまず母の回復を最優先にしています。それが気に入りましたね!

低リスク妊婦は連携医院へ

高齢や双子等ではない低リスク妊婦の妊婦定期検診は、昭和大学病院ではなく品川区内の産婦人科医院になります。
私の選んだ旗の台の城南レディスクリニックは、かなり診察がスムーズで待ち時間もなく、病院もとてもキレイでよかったです!1回の診察が30分程度。テレワークの合間に通うことができました。

初回の数回と、妊娠32週ごろになると、また昭和大学病院に通うことになります。

価格抑えめ

後から知ったのですが、都内で無痛分娩を選ぶ場合比較的良心的な価格らしいです。休日料金や深夜料金などもありません。
価格が低い理由はおそらく後述する「おもてなしが無」なことだと思いますw

助産師さんの授乳指導がよかった

これは比較できないのですが全体的に良かったと感じました!たくさんの助産師さんが代わる代わる授乳指導などをしてくれます。
よく言われているスパルタ母乳指導や、年配の助産師さんによる少し時代錯誤なアドバイスに怯えていたのですが、昭和大学病院はそういった方はいない印象でした。
嫌な気持ちになる方はおらず、全員丁寧に指導してくれました。おかげでしっかり母乳が出るようになりました!

あと、助産師さん以外のお医者さんなどのスタッフも気持ちが良い対応の方ばかりでした!不快になる方はいませんでした。お医者さんも含め20-30代が多い印象。

家から近い

これは私の場合ですが、産院と家が近いと何かと安心ですし便利でした。

東急大井町線・池上線の旗の台駅から徒歩5分ほどです。

妊娠後期の毎週の検診の際、深夜陣痛が起きてしまった際、入院時夫に差し入れを頼んだ際、退院時初めて赤ちゃんを連れて帰宅した際、近くてよかったなあと感じました。

イマイチな点・デメリット

待ち時間が長い

妊娠後期の定期検診は毎回1時間待ちました。大病院だから仕方ないですかね。。

やや非効率

検診時の受付方法が掲示されてなかったり(スタッフに聞けばわかるが)、大量のプリントを渡されて結局なにをしたらいいかわからなかったり(まとめて冊子にしたり掲示したりしてくれー)複数人の助産師さんにバラバラに今後の予定を言われたり、なんというかネット等の効率化はされておらずアナログに「人」で動かしている感じがしました。医療の現場なので仕方ないかもですが、戸惑うことが何回かありました。

産後の入院時、手続きや搾乳や赤ちゃんのお世話など結構予定が詰まっていたのですが、全てバラバラに様々な助産師さんや看護婦さんに言われわかりにくかったです。なので自分で紙にスケジュールを整理して書いていました。

医療設備以外が古い

なんというかいい意味で選択と集中がすごくて(ほめてる)
LDRや医療機器は最新だったのですが、入院病棟のトイレは木製で学校のトイレのようでした。でもウォシュレットは最新でトイレ自体は清潔w

こまめにお掃除されており、清潔ではあります。ただ入院病棟は全体的に平成初期感!
キラキラ出産ライフを送りたい人は向いてないです。私はそこを求めなかったので許容範囲でした。がしかし、もう少し新しくてもよかった…

おもてなしが無

お祝い御膳なし。ごはんはおいしいとは言えない。入院時の癒やしグッズなどもなし。入院部屋も最低限。かろうじてあったのはへその緒と産声録音プレゼント。それとベビーグッズのサンプルをいただけました。
インスタにアップできるようなものやイベントはありませんw

その分、分娩費用が抑えられていると思います。

6人部屋は独房レベル

カーテンだけで仕切られており超最低限です。私の区画は窓がなくて暗めでした。他の方のいびき等も聞こえます。


ただ、別室で赤ちゃんのお世話をしている時間が長く、この部屋に1日中いるということはなかったです。食事と睡眠の場という感じです。
なお、昭和大学病院の6人部屋以外は結構お金が掛かります…!個室はプラス1万5千円/日です。
こだわりがなければ6人部屋か4人部屋でよいと思います。個室希望や良い入院環境を求めるなら別の病院の方がいいかも。

持っていってよかった持ち物はこちらにまとめています。

昭和大学病院での出産レポブログ〜入院バック持ち物おすすめ編〜

面会完全NG

コロナ禍なので仕方ないですが、入院期間中面会完全NGです(2023/2現在)
産んだ後だけ、家族(大人1人。主に夫)に連絡が入り、母とは別室で15分だけ赤ちゃんと面会できます。その15分を逃すと夫は退院まで赤ちゃんに会えませんw

ごはんがおいしくない

これは知ってて予約したのですが、ザ病院食です。しかもおいしいとは言いがたい。給食より少しまずいレベルで地味に辛かったです。栄養バランスは考えられてそうなのでそこはいいかな…。ふりかけと持ち込みのおやつ等必須です。

まとめ

  • 妊娠出産に不安があり、高度な医療を受けたい(NICUがある産院で産みたい)
  • 都内品川区近辺で無痛分娩をしたい
  • 産後のメンタルや体調が心配なので母子別室でしっかり回復したい
  • 過度なおもてなしは不要なので分娩費用を抑えたい

上記を求める方にはぴったりだと思います!逆にお祝い膳やきれいな入院部屋を求める方は向いていないと思います。参考になれば幸いです!